合気道で自己鍛錬

 

4年ぶり特別講習 技術向上へ刺激

 


 

 合気道奥州道場(菅原美喜子道場長)の特別講習会は24、25の両日、奥州市内で開かれた。県内外の参加者が4年ぶりに顔を合わせ、技術向上を図るとともに自己の鍛錬を誓い合った。
 講習会は、技術向上と交流会の創出による新たな刺激を得る場として開催している。コロナ禍で昨年まで3年間中止したため4年ぶり。
 菅原道場長(合気会七段)と、東京都武蔵野市にある合気道月窓寺道場の坪井威樹師範(同八段)が講師を務め、本県や東北各県、関東方面、海外出身者を含め10代から70代までの参加者53人を指導した。
 初日は奥州市前沢白山の同道場で徒手技の稽古に励んだ。
 最終日は同市水沢秋葉町の水沢武道館で基本の呼吸法の稽古から始まり、木刀と杖(じょう)を使った稽古が行われ、菅原道場長が木刀の持ち方や振り方を指導し、参加者が気合のこもった表情で習得に取り組んでいた。
 菅原道場長は「4年ぶりに開催でき、久しぶりに顔を見ることができた。講習会が道場生たちの刺激となり、これからの稽古のモチベーションにしたい。道場生からは『充実した稽古だった』との声が多く、来年の再会を楽しみにしたい」と話していた。