第15回日本加速器学会年会・年会賞(ポスター)受賞
阿部優樹さん(一関高専専攻科2年)

 

平成30年10月30日付け 岩手日日

 

 次世代の大型加速器・国際リニアコライダー(ILC)の関連分野の共同研究を発表し、日本加速器学会年会(ポスター部門)で年会賞を受賞。これまで大学生や院生、若手研究者が受賞してきた中、高専生として初受賞の快挙を成し遂げた。

 ILC内の超電導加速空洞を内蔵する断熱装置(クライオモジュール)を遠隔から位置調整できる装置を市内の事業所などと共同開発してきた成果が認められた。7分の1大の模型での調整誤差は1マイクロメートル(1ミリの1000分の1)以下に抑えることに成功した。

 幼少期からものづくりが好きで一関高専に進学した一方、小学4年から高専2年までダンススポーツに打ち込み、現在は学生の本分である研究の傍ら、合気道に励むなど私生活も大切にするタイプだ。特に合気道については「心身ともにリセットできる」と研究にも好影響をもたらす相乗効果を強調する。

 来春には総合研究大学院大高エネルギー加速器科学研究科(茨城県つくば市)進学予定で、加速器の制御や周辺装置などに関する研究に取り組む。

 将来について「これからも加速器に関する研究に携わっていきたい」と夢を思い描き、「そのためにもILCは地元に決まってほしい」と期待を込める。

 

 21歳