一年の精進誓う

 

3合気道教室の生徒が演武

 

奥州市などに3教室を開設する合気道奥州道場(菅原美喜子道場長)の鏡開きは22日、同市前沢区の前沢いきいきスポーツランドで行われた。生徒らが演武などで日ごろの稽古の成果を披露し、1年の精進を誓った。

 

前沢、江刺、一関の3教室に5歳から70代まで約90人が通い、週1〜3回の稽古に励んでいる。同日はそのうち50人が参加し、子供の家族らが見守る中、呼吸を整え精神を落ち着かせて演武に臨んだ。

 

少年部の初心者・初級者から中・上級者、中学生、一般の有段者までが前受け身、後受け身、片手取り四方投げなど習熟度別に演武を披露。合間に顧問らが模範の演武を見せた。 小学1年から始めた小原駿くん(前沢小5年)は「大人の方々に少しでも近づけるよう休まず練習したい」、同2年からの遠藤多聞くん(同)も「初級者にうまく教えられるよう基礎をしっかりできるようにしたい」と抱負を語った。

 

演武を披露しながら合気道を解説した菅原道場長は、「どんな状況でも自分の力を発揮できるよう心と体をトレーニングする。相手と対峙(たいじ)することなく、(相手を)自分の動きの中に自然に取り込む訓練を積み重ねる。それが勉強にも仕事にも役立つ」と話した。