平成30年6月10日(日) 胆江日日新聞

 

現役唯一九段保持 多田師範が演武

 

合気道奥州道場(菅原美喜子道場長)は、前沢白沢字水ノ口地内に新道場を開設。9日現役唯一の九段保持者多田宏師範(88)を招いて道場開きが行われ、門下生たちが真新しい道場で心技体の鍛錬を誓った。

新道場は、菅原道場長(59)が営む店舗裏の倉庫を門下生の寄付などで改装した。これまでは前沢いきいきスポーツランドを拠点に活動していたが、新道場には地域住民も集えるようカフェスペースも設け「合気道を通じた地域活性化を」という菅原道場長の願いが結実した。

新道場完成に伴い、奥州道場は前沢と江刺教室を統合。一関にも教室を構え、少年部と一般の部約80人が切磋琢磨しながら体術と精神を向上させている。

道場開きには、門下生や国内外の愛好家ら約110人が参加。多田師範が演武を披露し「教わったことをただやるだけでなく、そこから自分で工夫することが大切」などとアドバイスを送り、緩急自在の技を繰り出した。

菅原道場長は「自由に使える場所ができてうれしい反面、地域の拠点を担う責任もある。地域を活性化させる期待に答えていけるよう励んでいかなければ」と決意を新たにしていた。

10日は午前10時から、水沢秋葉町の水沢武道館で多田師範による特別講習会が開かれる。