- 投稿 2018/01/27
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精進誓い60人演武 〜合気道奥州道場鏡開き〜

奥州市前沢区を拠点とする合気道奥州道場(菅原美喜子道場長)の鏡開きは21日、同区のいきいきスポーツランドで行われた。道場に通う門下生たちが演武会で日頃の精進の成果を披露し、一層の上達を誓った。
前沢、江刺、一関(一関市)3教室の生徒のうち園児から70代まで約60人が参加。初診・初級者・中・上級者、一般の有段者までが順に登場し、2人1組で片手取呼吸法や入り身投げ、両手取り四方投げなどの演武を粛々と勧めた。
定年退職後に始めた人や夫婦、孫と一緒の参加者もいる中、合間に顧問の模範演武があったほか、精神統一のための高齢の竹割り、保護者を交えたおしるこ会も楽しんだ。
一関小学校6年の宇野那由さん(四級)は「片手取り内回転呼吸投げがうまくなりたい」と今年の目標を掲げ、同じく平泉小4年の金田葉月さん(同)は「投げ技の最後をしっかり決め、はかまが履けるようずっと続けたい」と意欲を語った。
- 投稿 2018/01/23
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一年の鍛錬誓い鏡開き

合気道奥州道場(菅原美喜子道場長)の鏡開きは21日、前沢区字阿部舘の前沢イキイキスポーツランドで開かれ、3教室(前沢、江刺、一関)の生徒約60人が今年一年の鍛錬を誓い合った。
園児から70代までの生徒は、年代や初級・上級などに分かれ、それぞれ演武を行った。心の錬成になる竹割りにも挑戦した。
市立前沢中2年の嶋田野亜君(14)は「今年は、動作一つ一つに切れが出るよう頑張りたい」と意気込んでいた。
菅原道場長(59)は「生徒それぞれが今年の目標を立て、学校や仕事にも活かしていける稽古をしてほしい」と期待を寄せた。
- 投稿 2017/01/25
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一年の精進誓う
3合気道教室の生徒が演武
奥州市などに3教室を開設する合気道奥州道場(菅原美喜子道場長)の鏡開きは22日、同市前沢区の前沢いきいきスポーツランドで行われた。生徒らが演武などで日ごろの稽古の成果を披露し、1年の精進を誓った。
前沢、江刺、一関の3教室に5歳から70代まで約90人が通い、週1〜3回の稽古に励んでいる。同日はそのうち50人が参加し、子供の家族らが見守る中、呼吸を整え精神を落ち着かせて演武に臨んだ。
少年部の初心者・初級者から中・上級者、中学生、一般の有段者までが前受け身、後受け身、片手取り四方投げなど習熟度別に演武を披露。合間に顧問らが模範の演武を見せた。 小学1年から始めた小原駿くん(前沢小5年)は「大人の方々に少しでも近づけるよう休まず練習したい」、同2年からの遠藤多聞くん(同)も「初級者にうまく教えられるよう基礎をしっかりできるようにしたい」と抱負を語った。
演武を披露しながら合気道を解説した菅原道場長は、「どんな状況でも自分の力を発揮できるよう心と体をトレーニングする。相手と対峙(たいじ)することなく、(相手を)自分の動きの中に自然に取り込む訓練を積み重ねる。それが勉強にも仕事にも役立つ」と話した。

- 投稿 2005/09/25
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「欧州での合気道普及活動から帰国し前沢町に道場を開いた」 菅原美喜子さん
スイスを拠点に欧州で約十年間合気道の指導・普及に努め、帰国後に地元前沢町と一関市に道場を開設した。
合気道と出会い二十数年。「大学時代も欧州でも、多くの人に助けられここまで来ることができた。それに自分は考え方がポジティブ(前向き)でじっとしていられない性格だから」とはきはきとした口調で振り返る。
大学在学中には、「道場のけいこだけでは物足りなかった」というほど合気道に没頭した。通っていた都内の道場師範と友人の協力で合気道部を設立。道場仲間の呼びかけで部員を集め、初代主将として引っ張った。
卒業後、十四年間の教師生活に終止符を打ち、「右も左も分からぬまま」単身スイスへ渡ったときも、現地の合気道仲間から仕事先の紹介や、道場開設など助力を受けた。
語学学校での学習、仕事、けいこと気の休まらない日々。「もう帰りたい」と、くじけそうになったときには、仲間の励ましと持ち前の前向き思考で乗り越えてきたという。
帰国後は、世界で見てきたこと、自分が受けてきた助力を「今度は自分が誰かに還元する番」。古里の畳に舞台を移し、地元への恩返しと合気道普及に打ち込む日々だ。
海外へ旅立つときに大反対した両親に対しては「長く留守にしてきたので少しは恩返ししないと」と照れくさそうに笑う。